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分かれ道

自転車に乗った 中学生くらいの男の子が
携帯を 道路に落として しまった。

あ! と 思って 自転車を止めた。

後ろから来てた車も 何か落としたことは 分かったから
それを避ける様にハンドルをきって
車はカーブした。 
それは むしろ ちょうど 携帯の真上だった。

あ! と思ったけど なすすべもなく
ゆっくり 車が進んで行くのを見てた、、、。

偶然 その一部始終を 少し離れた所で 目撃してしまった。

その子は
笑いたいのを こらえている ような
照れ笑いしているような 表情で 携帯を拾い上げて
また自転車をこいで行った。

誰かに見られているとは 思っていない
咄嗟に出た 表情が

怒りでも 悲しみでもなく
ほくそ笑む、、、 みたいなのだった 

のが

ものすごく印象的で
ずっと 覚えている。


おじぞうさん